広田町長(右)、伊神マネジャー

移動スーパー出発式

益子町 町内40ケ所に移動スーパー

カスミと協定締結し持続可能な町の実現

社会

 益子町は6月20日、1都5県でスーパーを展開する株式会社カスミ(茨城県つくば市)と包括連携協定を締結、これを受けて同日、「移動スーパー」を開始し出発式を行った。
 締結式は、役場2階で益子町から広田茂十郎町長、横田清泰副町長ら、カスミから伊神里美SDGS推進マネジャーらが出席、広田町長、伊神マネジャーが協定書を交わし締結した。
 高齢者の買い物支援や見守り活動、各種支援を継続的に行うことで地域住民の利便性、生活の質の向上を図ることが目的で人的、物的資源を有効に活用し持続可能な町の実現をめざす。
 協定締結後、役場玄関口で、移動スーパー出発式が行われ、関係者がテープカットでスタートを祝った。
 カスミの移動スーパー車両には、町のマスコットキャラクター「マシコット」が描かれ、出席者の拍手に見送られ、塙自治会公民館に向けて出発した。毎週月~金曜、町内40ケ所を巡回。扱い商品は菓子や生鮮迄幅広く、岩瀬店を拠点に約1万点の中から650品目を車に積み、昼に補充し要望があれば翌週に求めることができる。
 同社の移動スーパーは、10年目になり現在、43店舗で45車両目。県内では佐野、鹿沼、真岡に次ぐ4例目。
 広田町長は、「コロナ禍で運動不足、コミュニケーションが減る中、生活に潤いをもたらすものと期待する」、伊神マネジャーは、「締結はゴールではなくスタート。ネットワークをフル活用し未来のより良い町を築いていきたい」と話した。

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