西谷優希選手(右)、和希選手(写真提供:栃木SC)

西谷優希・和希 益子町民デー初の『兄弟対決』

栃木SC対徳島ヴォルティス

スポーツ

 J2リーグ第18節、栃木SC対徳島ヴォルティス戦が9月9日、グリーンスタジアムで開催された。
 徳島には栃木SCで活躍する西谷優希選手の弟の西谷和希選手が所属していることから、試合は『兄弟対決』として注目を集めた。また、益子町民デーで、益子町の大塚朋之町長をはじめ、多くの益子サポーターも応援にかけつけた。
 試合は前半に徳島の小西雄大選手にゴールを決められると、その後も両者ゴールを許さず0―1で徳島に軍配があがった。
 大塚町長は「益子出身の双子の選手が、大舞台で戦う姿は一生のうちに何回も見られないと思うと感慨深かった。正直、試合中それぞれに点数を入れて欲しかった」と話し、「J1で兄弟対決を応援したい」と夢を語った。
 試合後、西谷優希選手は「徳島は個々の能力が高いチームで手強い相手。和希とはプロになって初めて対戦相手として戦ったが、嫌な存在だな…と。でも、徳島で成長している姿を見る事ができて刺激にもなった。次の徳島戦では必ず勝ちます」と勝利を誓った。
   ◇ ◇
新天地でも活躍する、徳島ヴォルティス・西谷和希選手にインタビュー
 前季は栃木SCで10番を背負い、今季より徳島ヴォルティスに移籍した、益子町出身の西谷和希選手に話を聞いた。
―徳島での生活が9ヶ月経ちますが
 チームの皆が話しかけてくれて、良い雰囲気で迎えてくれたので、すぐ打ち解け合えました。食事にこだわり、基本的には自炊しています。サラダや小鉢系をしっかり食べて、鶏肉を主に摂取するなどして、体づくりに励んでいます。
―徳島の選手として心がけている事は
 現状に満足したら先がないので、目標を上げて常に向上心を失わないよう意識しています。また、自分の武器でもあるドリブルも活かせる、良い環境とチームの中でプレーできているので、今まで踏み込めなかった部分にも挑戦できてレベルアップしています。
―9月9日は『兄弟対決』『益子町民デー』でした
 栃木は古巣なので、楽しみにしていた試合でした。コロナ禍で今まで通りとはいきませんでしたが、今できる環境の中で最高の形で試合ができたと満足しています。
―現時点での自身の評価は
 自分には厳しいので50~60点。『負けたくない』という気持ちが強い中で、取りこぼしてしまった試合もあり、得点を取れなかった試合もあります。自分が更にレベルアップして、チームに貢献出来れば、チームの『J2優勝』にも近づくので、リーグが終わる時には100点まで持っていきたいです。
―栃木のファン、サポーターへ
 徳島に行ってもメッセージや応援をしてくださることにとても感謝しています。これからもさらに努力し、成長していくことが地元への恩返しと思っているので頑張ります。
―ありがとうございました。

今号の記事