インターハイ初出場を決めた松田君

目標は「8位以内入賞」

佐野日大高3年・松田永遠君(真岡東中)

スポーツ

 松田君は、県高校総体で1㍍90を跳び、4位に入賞。関東大会では、自己ベストを更新する1㍍98を1回目でクリアし、3人が同記録で並んだ結果、試技数の差で北関東優勝の栄冠を手にした。
 昨年は2年生で関東大会に出場したが、本来の力を発揮できなかった。今年はインターハイ出場を目標に掲げ、助走の改善に着手。加速や踏み切りの感覚をつかみ、手応えを感じていたという。
 小学2年生で始めた野球に熱中したが、真岡東中では陸上部に入部し、競技をスタート。走り高跳びの選手としては決して長身ではないが、寮生活を送りながら地道に努力を重ねた結果が実を結んだ。
 初出場となるインターハイの目標は「まだ跳んだことのない2㍍をクリアし、8位以内に入賞」と設定。好不調の波が激しいと自己分析するが、数々の大舞台を経験したことで「緊張せずに競技に臨めるようになった」と笑顔で話す。
 今井雄紀顧問も「北関東の優勝は、いろいろな指導者との出会いがプラスに働いた。相手は強くなるが、自分のやってきたことを信じて競技してほしい」と背中を押す。
 インドア派で、休日は部屋で音楽を聴きながら過ごしている。卒業後も大学で競技を続ける意向で、将来は「スポーツに関わる仕事に就きたい」と夢を語った。

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