4人全員が黒帯になった林さん一家

家族の絆 真岡市大谷台町の林さん一家

空手通じ家族愛育む
真岡支部初の家族全員黒帯

日々是好日

真岡市大谷台町の林秀和さん家族4人は全員が日本空手協会真岡支部の道場に通い稽古に励んでいる。今年5月に次男の拓未さん(小5)が初段に合格して黒帯となり、家族全員が黒帯となった。秀和さんは弐段、妻の朋子さん、長男の環希さん(中3)は初段。
 林家で最初に空手を始めたのは環希さん。小2の時、朋子さんの職場の同僚の紹介で見学に行き体験し、先生方の厳しい中にも温かみのある指導と稽古時の凛とした空気感に感銘を受け、強い心と武道の精神、礼儀作法を学んでほしいとの親の願いで通うようになった。環希さんに一緒にやろうと誘われた朋子さんが、他の母親らとまもなく始めた。
 真岡支部は最小学年が年長のため、拓未さんは年長になるのを待って始め、秀和さんは数年後に健康維持のため入会した。
 拓未さんはコロナ禍で練習が思うようにできなかったにもかかわらず、家族や道場の支えがあり、念願の黒帯を取得することができた。道場の指導者は「長い間空手に関わってきましたが、家族全員が黒帯というのは初めて。これを機にさらに頑張ってほしい」とエールを送っている。
 秀和さんは「稽古から帰ってきてその日教わったことや指摘されたことを確認しあうなど、自然と会話が増えて家族の調和につながっていると思います。一層稽古に励み、大会へ挑戦したい」と誓った。また、「支部の子どもたちの意識向上に繋がればうれしい」と期待した。

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