図書館車の前で左から三田教育長、ことのちゃん、いわむらさん

益子町 移動図書館車をお披露目

愛称は「とっくん号」に決定

社会

 益子町は4月23日、町内を移動しながら本の貸出や返却ができる移動図書館車のお披露目会を中央公民館前で行った。
 会場には大勢の親子連れが訪れた。図書館車のお披露目を前に、三田進教育長が「当町は統計上、読書が盛んな町。移動図書館は町の読書活動推進の一環で、絵本作家いわむらかずおさんに全面的にご協力いただいた」などとあいさつ。その後、図書館車がテニスコート側から公民館前に到着すると、会場から大きな拍手が湧き上がった。
 いわむらさんは、ねずみ一家の家族団らんを描いた14匹シリーズなどの絵本で国内外で知られ、今回の移動図書館車は、いわむらさんがデザインし、愛らしいねずみたちが描かれている。図書館車の愛称募集では、絵本が大好きという七井幼稚園の木村ことのちゃん(4)の『とっくん号』が選ばれた。
 いわむらさんは、あいさつで「本をたくさん読んで、内容を体に取り込むといいですね。この車が活躍できるようみんなで支えて欲しい」と、利用を呼びかけた。
 移動図書館の積載図書は、新たに揃えたものなど約500~800冊で、町内の幼稚園、保育園、小中学校等を月に1~3回巡る。

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