整備されたむつみ稲荷神社での大祭

税の神様にコロナ撲滅も祈願

むつみ稲荷神社を整備し例大祭

文化

 真岡市荒町にある「むつみ稲荷神社」の例大祭(塚田英一郎祭主)が4月12日、谷田川成輝真岡税務署長ら代表顧問、法人会、税理士会、各自治体の商工、金融、農業など関係団体の氏子50人が出席して行われた。
 例大祭は午後5時20分から行われ、神職の祝詞奏上の後、塚田祭主が玉串を供えた。例年より縮小して行われ、新型コロナ対策により直会は中止された。
 今回は、真岡市の新庁舎が開庁になったのに伴い、敷地内西側に祀られている同神社も整備し、竣工も兼ねて行われた。老朽化した新殿の屋根を銅板に葺き替え、大鳥居を新調、また個人奉納で6基の鳥居も建て替えられ、さらに由緒書も設置された。
 同神社は、明治22年、栃木県税金部真岡出張所(同29年真岡税務署となる)が設置された際に、わら造りの御殿が創建された。現在は4月の第2月曜の夕刻に大祭が行われ、全国でも珍しい税の守護神として知られる。
 塚田祭主は「神社の一層のご神徳と新型コロナ撲滅を祈願した」と話した。

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