真岡市 空き家解消に官民連携

「アキソル」と協定締結

社会

 真岡市は、増加する空き家対策として2月1日、全国の空き家問題解決のための総合サービス「アキソル」を運営する株式会社ジチタイアド(本社・福岡市)と「空家等解消に向けた官民連携に関する協定」を締結した。
 同社は空き家の管理、解体、遺品整理などに関する相談や、破損など状態が悪く空き家バンクに登録できない物件の流通支援など、問題解決につながるサービスを提供している。2015年以来、同社グループでは全国370以上の自治体と「空き家情報冊子」を協働発行している。
 市によると、市内の空き家認知件数は1月31日現在、383件。空き家所有者の中には遠方に居住し管理が困難、住む予定がなく空き家を解体したいが業者が分からないなどの相談が寄せられていた。
 具体的な流れは、市がアキソルを紹介。所有者がアキソルと相談(無料)し、ヒアリング内容を基に悩みを明確化。庭木の剪定、解体企業の紹介や、空き家が欲しい人へ無償譲渡など、アキソルが具体的な解決方法を提示し、解決策の実行に必要な情報を提供し、支援する。市くらし安全課は「協定を活用することで建物を所有する方の選択肢が増え、本市の空き家問題解消につながる」と期待する。
無料相談「アキソル」 0120‐772‐135(平日午前9時~午後6時)

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