空手で兄妹揃って上位入賞

芳賀町の黒崎兄妹 夢は五輪選手

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芳賀町の黒崎慶翔さん(芳賀南小・6年)と妹の瑞葵さん(同小・1年)は、「第41回県空手道少年錬成大会」で、慶翔さんは敢闘賞、瑞葵さんは準優勝と兄妹揃って好成績を残した。
 同大会は5月1日、小山市の県南体育館で行われ、慶翔さんは小学6年・形の部、瑞葵さんは小学1年・形の部に出場。強豪相手に力を発揮した。
 黒崎兄妹は、父・誠さん(38)の影響で慶翔さんは6歳、瑞葵さんは5歳から空手を始めた。誠さんは小学生から空手を始め、小学6年、中学1年時に出場した「東日本選抜空手道錬成大会」に出場し連覇を果たす。その後、進路の関係で空手の道へ進まず、大学卒業とともに空手から離れていた。しかし、慶翔さんが空手に興味をもったことをきっかけに、「子ども達に一番近い場所で空手家の姿をみせたい」と、約10年のブランクを経て再起。本年度は、「第3回栃木県シニアオープン空手道選手権大会」一般有段男子形で優勝、「第67回栃木県空手道選手権大会」成年男子形で4位の成績を残している。現在3人は公道館(宇都宮市下荒針町)に所属し、週3回の練習のほか、道場が休みの際は芳賀町武道館などで練習に励んでいる。
 慶翔さんは今年4月21日の宇都宮スポーツ少年団空手道交流会の形で準優勝、組手で優勝、瑞葵さんも形と組手で優勝した。7月17日の「第48回全日本空手道連盟剛柔会全国空手道選手権大会」にも出場し、慶翔さんは予選敗退で涙をのんだが、瑞葵さんは組手で準優勝を飾るなど、各種大会で好成績を残してきた。
 慶翔さんは憧れの選手に東京五輪の空手男子形で金メダリストの喜友名諒選手をあげ「中学生になったら、全国大会で優勝するなど、日本を代表する選手になりたい」瑞葵さんは「お父さんのように強い選手になって、オリンピックで優勝する選手になりたい」とそれぞれに高い目標を掲げている。
 誠さんと黒崎兄妹は、11月13日(日)「第43回宇都宮市空手道選手権大会」に出場予定。

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