ゴムボートで救助訓練

茂木町 総合防災訓練で9種の訓練

台風の大雨を想定し官民400人が参加

社会

 茂木町は8月1日から7日までを防災週間として、行政チャンネルで防災に関する映像を放映、消防サイレン試験吹鳴、マンガ「もてぎ大水害」の原画展などで町民への防災意識を高めた。
 8月5日には令和3年度総合防災訓練を実施。町、町議会、警察、芳賀地区消防本部、町消防団、町社会福祉協議会、各行政区、ボランティアなど官民約400人が参加し、早朝7時から約1時間半かけて行われた。
 同町は、35年前の1986年8月5日未明、台風10号により大水害に見舞われたことから、この日を防災の日として毎年防災訓練を行っている。
 今年は行政区内の危険箇所や安全な避難経路や避難場所を町民自らが確認、自主避難を体験することで早期避難の理解を深めることを目的に、台風の大雨で5集落が浸水との想定で、参集訓練や災害時オペレーションシステム運用など、参加人数を制限しながら9種の訓練を行った。
 消防本部により逆川でゴムボートを使った被災者救助訓練が行われた。また、消防茂木分署と消防本部により、災害現場に駆け付けた消防署員がドローンで撮影している映像を災害対策本部でリアルタイム視聴、双方向通信も実施された。

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