指導役の競輪選手と記念撮影(後列が栃木GB選手)

全力でペダルを踏み込む小倉選手

栃木GB 自転車トレーニングを体験

地元競輪選手が指導役務める

スポーツ

ルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブス(GB)の選手が1月17日、宇都宮競輪場で自転車を使ったトレーニングを実施した。日本競輪選手会栃木支部(山口貴弘支部長)の協力を得て行われたもので、3月のキャンプインに向け下半身の筋力強化を図った。
地域のプロスポーツが連携
 今回のトレーニングは、茨城支部所属の競輪選手だった若林隆行さんが、引退後に栃木GBを運営する㈱エイジェックのグループ会社に就職したことで実現。「一緒に地域のプロスポーツを盛り上げたい」との思いで双方が一致した。
 当日は、小倉由靖(真岡市出身)、鳥居大紘、大宅健介、栗原洋太、清水武蔵の5選手が参加。指導役は、山口支部長、江連和洋副支部長、S級1班で活躍する長島大介選手らが務めた。
 前半は、室内で固定式のトレーニング機器「ワットバイク」を使い、1000㍍のタイムを計測。後半は、実際に競輪のレースで使用するブレーキのない自転車で、カント(傾斜)のきついバンクを全力疾走した。
 山口支部長は「かなりいいタイムが出ており、野球選手の身体能力の高さを実感した。今後もさまざまな形で連携し、野球ファンが競輪にも興味を持ってくれるようになれば」と話していた。
 小倉選手は、約3時間の過酷なトレーニングに倒れ込みながらも「野球は下半身の筋力が重要なので、とてもいい経験になった。機会があればまた来たい」と感想を述べた。

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