発売された「懐かしの商用車コレクション」42号

モデルカーと同型の車両

芳賀町で発見の軽トラがミニカーに

1981年式「三菱ミニキャブ」

文化

アシェット・コレクションズ・ジャパン㈱が月1回発行している「懐かしの商用車コレクション」。2022年8月に発売された42号では、1981年式「三菱ミニキャブ」がミニカーのモデルとして採用された。貴重な同型車両を保有する㈲ジェイ・エストレーディング(芳賀町祖母井)の大野友大さんは「製造から40年以上経った現在も残っているのは、芳賀地域の農家の方が長い間、大切に乗ってきた証しではないか」と話している。
 軽トラックは廃車後、すぐにスクラップされることが多いため、アシェット担当者が全国を歩いてモデルカーを探していたところ、芳賀町内でようやく同型車両を発見したという。
 ミニカーは、実物を細部に至るまで正確に採寸し、43分の1スケールで製作。ドアには架空の畳店の名前が記され、積載物もリアルに再現されている。
 大野さんは「身近にある中古の軽トラックが価値を見出され、ミニカーのモデルになるとは思わなかった。農業に携わっていない人にとっては、軽トラックが珍しく、魅力的に感じるのかな」と採用を喜んでいた。

今号の記事