茂木町副町長に小﨑正浩氏(59)

職員を信頼し町長を補佐

社会

 前任は町総務課長。4月1日付けで副町長に就任して2ケ月を迎えようとしている。
 就任当初、「からだに気をつけて」「最初から飛ばすな」と、多くのエールが届き「嬉しかった」と笑みをこぼす。
 旧逆川中、真岡高、宇都宮大学農学部林学科卒。昭和59年、新採で建設課に配属。37年勤務した中で、建設課22年、生涯学習課7年、企画課6年とほとんどが事業系だった。
 勤めて3年目の台風10号の大水害。役場1階が水没した。泣き言も言わずに黙々と働く職員の姿が働く原点となり、採石反対の会を担当して地域の心を知ることの大切さを学ぶ。
 茂木中、学校給食センタ
ー、ふみの森もてぎなど地域に調和した建築物の建設に携わったが、壁にぶつかる度に古口町長は「任せたぞ」と、課題解決策を養うチャンスをくれ、同僚や部下にも恵まれた。
 立ち位置が変わった今、チェック機能を持ちつつ、自分がしてもらったように職員を信じ何でも話し合える環境づくりで町長を補佐したいという。「言い訳をせずに間違いを素直に謝れる人でありたい」と、柔和な顔を引き締めた。
 茂木町深沢。

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