ホームでくす玉の開被

出発進行の合図をする古口取締役

真岡線 茂木駅で開通100周年記念式典

芳賀路の新たな門出

文化

 真岡鐵道の真岡線七井駅から茂木駅が開通して100周年を迎えたことから12月20日、茂木駅で記念式典が行われ、同鐵道取締役の古口達也茂木町長ら関係者がくす玉を開被するなどして節目を祝った。
 真岡線は、大正9年12月15日に七井―茂木間が開通したことにより、全線開通としても100周年となった。
 式典はSL「C1266」が停車する横のホームで行われた。挨拶で、古口取締役は、「真岡線は流通の要として、通勤通学の足として活躍してきた。沿線市町の一致団結の支援に感謝し、100周年を新たな門出としたい」、茂木町議会の半田和男議長は「日本で最初のローカル線ともいわれる真岡線には、先人のたゆまぬ努力と熱意が込められている。かけがえのない文化遺産として未来に引き継いでいく価値がある」などとあいさつした。
 その後、古口取締役、半田議長、真岡鐵道の関康雄専務取締役、真岡線SL運行協議会の菊地高樹事務局長の4人がくす玉を開被した。上りのSLが発車する14時26分、古口取締役の「出発進行」の力強い合図で、SLは汽笛を鳴らし真っ青な空に白煙を吐きながら勇壮に走り出した。SLファンの親子やカメラマニアが手を振ったり、写真に収めたりして祝った。

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