藍綬褒章(更生保護) 親身になって話を聞き社会復帰手助け

親身になって話を聞き社会復帰手助け

文化

 保護司が社会を明るくする運動に取り組む姿を見て活動の一端を知り、犯罪や非行のない社会のために役に立てればと先輩保護司の勧めもあり2001年に保護司となった。同年民生委員になり、2019年まで18年間務めた。保護司は、保護観察官と一緒に少年・少女も含めた保護観察中の人に対して社会復帰の手助けをするほか犯罪予防の活動などを行う。
 担当した少年、少女らが吉永さん宅を訪れた時は気楽に話ができるような雰囲気を心がけた。親身になって話を聞く事で明るくなり、前向きになっていった。就職のため技能試験を受け合格し、何度も採用試験にチャレンジした末、就職が決まった時は我が事のように嬉しかったという。
 趣味は40年来続けている日本舞踊とスイミング。日本舞踊は町民会館や老人ホーム慰問、地域の敬老会などで披露している。
 受章に「このような章を頂けるなんて恐縮しています。今後も役に立てることがあればしていきたい」と微笑んだ。

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