コンテストの参加者

青木社長(左)と高橋さん

起業家目指し、3370件の応募集まる

第8回とちぎアントレプレナーコンテスト

社会

 県内在住、本県出身の高校生や大学生等が起業のアイデアを研究・発表する「第8回とちぎアントレプレナーコンテスト(同コンテスト実行委員会主催)」の表彰式が12月19日、下野新聞社で行われ、11月の最終選考でビジネスプランを発表した11組が出席した。最優秀賞には、那須拓陽高2年南山いのさんらの「株式会社妖魔の館」が選ばれた。
 同コンテストは、地元の学生たちに「未来の社長への道」を開く実践的起業家教育プログラムで、昨年は真岡北陵高生のビジネスプラン「株式会社輝夜」が最優秀賞に選ばれた。
 8回目を迎えた今回は、新型コロナによる休校期間中の課題として学校が活用したことなどから、前回の4倍以上の3370件の応募があった。
 同コンテストの発起人である青木圭太(㈱アオキシンテック社長=真岡市鬼怒ケ丘1―15―10)実行委員長は、「ずっと暗いニュースが多い中、多くの子ども達からの応募に、我々大人達が励まされました。いつの時代も、希望の芽は子ども達から出て、我々が育んでいくのですね」と大会を振り返った。
 芳賀郡市で、唯一最終選考に残った真岡市出身の高橋勇二さん(宇都宮アート&スポーツ専門学校1年)は、「それぞれの社長さん方の質問・アイデア等から、考え方が大変勉強になりました。確実に自分の経験値になったと思います」と参加する意義の大切さを述べた。

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