関口選手が福田知事に報告

国内外の各種スポーツクライミング大会で好成績

スポーツ

 宇都宮清陵高校3年の関口準太さん(17、真岡中学校出身)は2021年度に行われた国内外のスポーツクライミングの大会で数々の優秀な成績を収め、3月11日、福田富一知事に今季の成績を報告した。
 スポーツクライミングは昨夏の東京五輪で初めて正式種目として採用され、注目を集める競技。関口さんは今後の活躍が期待される選手の一人だ。
 テレビ番組をきっかけに小学3年からクライミングを始めた。中学3年のとき、「IFSC世界ユース選手権」に男子ユースB(2004、05年生まれ)の日本代表として初出場。リードと複合で金、ボルダリングで銀メダルを獲得した。昨年は同選手権男子ユースAのリードで5位に入ったほか、「第7回ボルダリングユース日本選手権倉吉大会」男子ユースAで優勝、「第12回全国高校選抜スポーツクライミング選手権大会」で準優勝、今年2月に開かれた「第17回ボルダリングジャパンカップ」の男子で自己最高の14位に入るなど次々と好成績を残した。
 スポーツがあまり得意ではないという関口さんが「たまたまはまった」クライミングの魅力は、「大会やジムごとにホールドが違うので、他のスポーツより自由度が高い」こと。自身の将来については「プロになれれば最高だが、現状ではまだまだ厳しい。ユースで通用してもシニアで結果を出さなければいけない」と気を引き締める。現在は「シニアの代表になってワールドカップに出場」という目標を掲げ、週4、5日のペースで宇都宮市内のジムに通ってトレーニングに励む日々を送っている。

今号の記事