優勝した真岡高校サッカー部

真岡高校サッカー部 2大会連続優勝し26度目の関東大会へ

コロナ禍の制限乗り越え、県大会制す

スポーツ

 第64回関東高等学校サッカー大会県予選会決勝戦は5月16日、栃木県グリーンスタジアムで行われ、真岡高校が佐野日大高校を2―0で破り、2大会連続14回目の優勝を果たし、関東大会出場を決めた。
 前半こそ佐野日大のパスワークに守勢を強いられたが、選手交代を機に徐々にリズムを掴むと、後半開始4分にFW田辺伊吹が左からのクロスを頭で合わせて先制。その9分後、中央でパスをつなぐ流れからMF岩渕浩平が左足を振り抜き追加点。その後も豊富な運動量で、相手の反撃を粘り強くしのいだ。この試合を含め、今大会全5試合を、堅守速攻で無失点に抑えた。
 コロナ禍で大きな影響を受けている高校スポーツ。サッカーは、昨年度4回予定されていた県大会のうち行われたのは選手権大会のみ。今シーズンも、対外試合が限定され、新人戦も中止となり、新チームでの県大会は同大会が初めてだった。
 川上栄二監督は、「昨年は本当に辛かった。感染対策をしながら、今、何とかサッカーが出来ている。新人戦の中止により、走り込みやウェイトトレーニング、チーム内での声掛け等、基本的な部分を徹底的に鍛えられた。後半勝負型の走れるチームになってきた」と勝因を語り、金田禅奈主将は、「コロナ禍で思うように活動出来なかった先輩方の無念を晴らすためにも、絶対関東大会に行くぞとやってきた。チームの一体感が出てきた」と大会を振り返った。
 関東大会は6月5日から山梨県で開催される。都県大会1位同士のAグループは私学の強豪揃いで公立は真岡高校の1校のみ。

《決勝戦スターティングメンバ―》
GK 1大石 誠也 3年(小山中)
DF 2菊池 慎之介3年(イデアFC真岡)
  3高田 寛也 3年(イデアFC真岡)
  4 添野 力輝 2年(姿川中)
  19 桝井 遼汰 2年(ウイングスSC)
MF 7 山本 真弘 3年(ウイングスSC)
   8 岩渕 浩平  2年(ヴェルディSS小山)
  10 金田 禅奈  3年(FCファイターズ)
  13 島津 海斗  3年(FC栃木)
FW 9高田 聖也 3年(イデアFC真岡)
  11鈴木 隆大 3年(イデアFC真岡)

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