関東大会の表彰式で金メダルを手に(本人提供)

2年連続で2種目に出場

真女高2年・長島結衣さん(真岡中)

スポーツ

 長島さんは、5月に行われた県高校総体で、400㍍(56秒84)、800㍍(2分12秒18)ともに大会記録を更新。関東大会でも好調を維持し、昨年に引き続き2種目でインターハイの切符を手にした。
 昨年のインターハイでは、1年生ながら両種目とも準決勝に進出。冬期には、体力面と技術面の成長を目的に、神奈川県内にある強豪校の合宿に参加した。
 しかし、3月に太ももを痛めてからは思うような練習ができず、県総体に向けて不安があったという。「タイムが出なくて焦っていたが、自分を信じて練習するしかない、と気持ちを切り替えた」と振り返る長島さん。400㍍56秒43、800㍍2分9秒76の自己ベストを持ち、インターハイでの目標は「800㍍で決勝に進出すること」と言い切る。
 真岡中入学時から本格的に陸上を始め、すぐに頭角を現した。両親も元陸上選手で、妹の彩音さん(真岡中2年)も800㍍で県大会を制するほどの陸上一家。特別支援学校の教員をしている両親に影響を受け、将来の夢は「学校の先生になり、陸上の指導もしたい」と話す。
 大会が続き、疲れが抜け切らない状態だというが、指導にあたる大山裕之教諭は「春先の故障を経験して、本人の意識が変わってきた。強い選手が多い世代だが、ベストが出せれば全国でも勝負できる」と太鼓判を押し、今後の飛躍を期待した。

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