3月1日~8日は女性の健康週間

社会

 厚生労働省は毎年3月1日~8日を「女性の健康週間」と定め女性の健康づくりを国民運動として展開している。 
 女性には一生のうちに4つのライフステージ(思春期、成熟期、更年期、老年期)があり、女性ホルモンの量が大きく変化する。それに伴い、女性特有の心身の変化が起こりやすく、健康管理に注意が必要だ。
 県東地区の女性は、栃木県内の他の地区と比較して肥満者の割合が多く、4人に1人以上が肥満者という報告がある。(H28年度県民健康栄養調査)。
 女性の肥満は皮下脂肪が中心で、特に臀部と大腿部に脂肪が蓄積される。さらに閉経とともに女性ホルモンが失われることで、内臓脂肪が蓄積されるようになり、メタボリックシンドロームのリスクが上がる(「メタボリックシンドローム」は、内臓脂肪の蓄積によって起こる複合生活習慣病で心筋梗塞や脳卒中に進行する危険性が高くなる)。 
 女性ホルモンが失われる50代以降の肥満は注意が必要だ。メタボリックシンドローム予防のため次の7項目を参考に日頃の生活習慣を見直しましょう。 
▼禁煙し、受動喫煙を回避。▼過食を抑え、標準体重を維持。▼肉の脂身、乳製品、卵黄の摂取を抑え、魚類、大豆製品の摂取を増やす。▼野菜、果物、未精製穀類、海藻の摂取を増やす。▼食塩を多く含む食品の摂取を控える。▼アルコールの過剰摂取を控える。▼有酸素運動を毎日30 分以上行う。
(問)県東健康福祉センター健康対策課☎0285(82)3323

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