茂木町 CF成立で放牧和牛ブランド化

町職員の地域商社「SUM」が販路開拓

社会

 茂木町の職員でつくる地域商社「Social Up Motegi=SUM」(ソーシャルアップもてぎ・為永崇志代表理事)は、町内で飼育している肉牛の町ブランド化をめざす「もてぎ放牧黒毛和牛」のクラウドファンディング(CF)が成立、上質な牛肉を味わえる営業活動を開始した。
 黒毛和牛のCFは、昨年末までに300万円を目標に募り、194人から314万円余の出資があり成立した。
 町内の耕作放棄地で子牛を放牧して育てている小井戸の瀬尾ファ
ーム(瀬尾亮代表)の黒毛和種1頭が食肉処理され、最高級のA5ランクの等級に格付けされた。SUMでは、78㎏をCFの返礼品に使うという。
 残りの分は、販路拡大に向けて動き、地元食材にこだわる「オトワレストラン」の経営者・音羽和紀さんに町産肉牛のブランド化などの思いを伝え、料理人による試食会などを開いて販路の確保、また、町内精肉店(里山のお肉屋さんミートショップひやま)での販売も2月中に開始する。為永代表は、「多くの応援者のおかげで目標達成しました。今後もこの取り組みを継続し、町の活性化に繋げていけるよう邁進したい」と応援者に感謝し、次への意欲を語った。

今号の記事