
46年ぶり関東大会出場
真岡高剣道部
創部121年、「先輩の思い背に戦う」
スポーツ剣道の関東大会県予選会を兼ねた県高校総体が5月12、13の両日、宇都宮市のユウケイ武道館で開かれた。12日に行われた男女団体のうち、男子で真岡が4位入賞を果たし、46年ぶりとなる関東大会出場を決めた。
~あすから千葉で開催~
同校剣道部は1902(明治35)年に前身の撃剣部が発足し、今年で創部121年目。現在は同部OBの上野弘教諭が顧問を務め、剣道を通して人間的成長を促すことに主眼を置き、8年目の指導に当たっている。部員は1年生3人、2年生4人、3年生5人の計12人。総合力が武器のチームだ。
今年1月の県新人戦で3位に入り、シード権を得て出場した県予選では、初戦の2回戦で合同チーム(小山北桜、小山城南、小山西)に4│0、3回戦で栃木工に5│0と圧勝。関東への切符を手にするベスト4がかかった準々決勝で作新学院を4│1で下し、悲願を達成した。
準決勝で対戦した文星芸大付には昨年11月、新チームで臨んだ初の公式戦で0│5と大敗。今回も1│2で敗れたが、約半年で同じ相手に肉薄するまでに急成長を遂げた。上野教諭は「初戦は硬さも見られたが、3回戦以降は自分たちの剣道がしっかりとできていた。準決勝で敗れたが、一人一人が粘り強くつなぐ試合をしてくれた」と、部員たちの健闘をたたえた。
1977(昭和52)年度以来の出場となる関東大会(6月3、4の両日、千葉市で開催)には、先鋒菊地駿介(2年)、次鋒三村智暉(同)、中堅三品圭太(同)、副将菊池快杜(3年)、大将樋口清隆(同)、補欠に部長の揚石光太朗(同)、酒寄陽太(2年)でエントリーして挑む。
揚石部長は「これまでの県予選では8強止まりが続いていた。関東大会に出場できることに感謝し、先輩たちの思いを背負いながら戦う」と意気込んでいる。