「荒城の月」演舞
真岡女子高 53回目の『荒城の月』を演舞
コロナ禍で振り付けを一部変更
文化 真岡女子高校は9月28日、校庭で3年生195人による第53回「『荒城の月』幻想」演舞を行なった。
伝統の舞を演じるため3年生は、1月頃から基礎練習を始めたが、新型コロナウイルスの影響で自粛の時期もあり、発表できることを祈りながら家で練習した。例年5月下旬に行っていた発表は延期になった。さらに新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から振付を一部変更し、密を避けた構成となった。
秋晴れの下クラスごとに赤、黄、紫など色を違えた扇を手に持ち、滝廉太郎の日本情緒豊かな「荒城の月」に合わせ、力強く、優雅に7分間を踊り切った。
1・2年生と保護者、同窓会会員が校庭を囲む様に演舞を見守り、盛大な拍手が送られた。
生徒会長の大瀧楓さんは「今までとは違った演舞となったが練習を重ねていくうちに今まで以上の演舞をしたいという思いが強くなった。同じ目標に向かって努力することの素晴らしさを学んだ。この伝統が続くよう後輩に託します」とあいさつした。
振り付け変更に協力したダンス部部長の久保恵梨佳さんは「コロナ禍で学校行事や各種大会もなくなったが、協力して完成させ演舞することができて良かった」と笑顔で語った。