干支の丑

右上・はさみ菊、左上・織部薯蕷饅頭、左下・洋かんの紋様埋め込み加工、右下・扇形羊かんの包丁仕上げ

美しく美味しい和菓子作りに励む

真岡市・三宅正晃さん

グルメ

 真岡市並木町の御菓子司・紅谷三宅二代目三宅正晃さん(29)は、国家資格である技能検定の菓子製造技能士(和菓子)1級に合格し、11月20日、宇都宮総合センターで行われた令和2年度栃木県能力開発促進大会で卓越した技能者として表彰された。
 「菓子製造技能検定」は、実技と筆記試験が行われる。筆記試験は、関係法規をはじめ菓子製造業者として食品一般に関する知識、製菓機械の使い方及び性能の把握などが試験項目となる。
 実技は、菓子製造の技術だけではなく、その力を社会に示すことができる高いレベルの能力が必要となる。
 実技試験は先日行われ、制限時間3時間15分で、練り切り製品、じょうよ饅頭、羊かんの4品を作った。
 三宅さんは「栃木県真岡市での和菓子の知名度は京都、金沢に比べ低いが、美しく美味しい和菓子があることを知ってもらいたい。時代に合わせたお菓子作りを意識して、多くの人に笑顔と感動を届けたい」と述べた。
 練り切りは、大きめに切ると断面から真ん中に餡が入っていることがわかり高い技術を知ることができる。
(問)☎0285・83・3513、水・木曜定休日

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