熊本戦で今季チーム初ゴールを挙げたFW森(右)=カンセキスタジアムとちぎ

栃木SC 開幕戦で熊本とドロー森が後半に同点弾

次回ホームは3/12 V・ファーレン長崎と対戦

スポーツ

サッカーJ2の栃木SCは2月19日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ(カンスタ)で開幕戦を行い、ロアッソ熊本と1―1で引き分けた。同26日の第2節は、宮城・ユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台と対戦。0―1で今季初黒星を喫し、1分け1敗の勝ち点1で18位となっている。
 ホームで迎えた今季初戦はMF佐藤祥主将をはじめ、MF西谷優希、MF髙萩洋次郎ら主力メンバーに加え、DF岡﨑亮平、DF福島隼斗の新加入2選手が先発出場。前半はシュート0本に終わったが相手にもゴールを許さず、互いにスコアレスで折り返した。
 後半に入ると20分、右サイドを抜け出したMF黒﨑隼人が相手GKと1対1の場面でシュートを放つがこれは惜しくも阻まれる。なかなか得点を奪えずにいると逆に23分、自陣右サイドから相手に上げられたクロスをニアサイドで押し込まれ失点。その後反撃に出て攻勢を強めるもネットを揺らせない時間が続く。チャンスが訪れたのはアディショナルタイム(AT)1分。右CKで途中出場のキッカーMF植田啓太がショートコーナーで再開すると、同じく途中出場のMF安田虎士朗にパスを送り、安田が持ち込んで上げたクロスに飛び込んだFW森俊貴が頭で合わせ同点に追い付いた。ほどなく試合終了のホイッスル。開幕勝利はならなかったが、土壇場で勝ち点1をもぎ取った。
 次戦、5日の第3節で対戦する大分トリニータは開幕2連勝を飾り、現在3位と好調。元日本代表のベテランで主将のMF梅崎司や第1節の徳島ヴォルティス戦で先制ミドルを決めた背番号10のMF野村直輝らに警戒したい。大分・レゾナックドーム大分で、午後2時キックオフ(KO)。
 栃木の次のホーム戦は3月12日、カンスタでのV・ファーレン長崎戦。KOは同時刻。

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