(2015)見頃は彼岸頃

ミツマタ群生地へはバスで

これまでの駐車場は設けず有料バスを運行

社会

 茂木町飯の「焼森山ミツマタ群生地」は、年々人気が高まっているため、地元住民の交通上の安全確保、渋滞の課題解消策として、町は今年初めて群生地近くの駐車場を設けず、旧逆川中学校から群生地の手前300mまで有料シャトルバスで入山者の送迎をしている。期間は3月29日まで。
 近年、ミツマタ群生地は各地からの入山者で賑わい、昨年の開花期は約1万3千人が訪れた。一般用駐車場が群生地から1~3㎞間に5ケ所あったが、ピーク時には駐車場に入るのに約1時間待ちだったため対策を講じた。
 駐車場は旧逆川中学校校庭で、町が約400台分を確保した。期間中、群生地行のシャトルバスは7時半~14時半、帰りは8時~16時半に30分間隔で運行。料金は、群生地の保全協力金300円を含む1人往復千円、旧逆川中のシャトルバス乗り場で販売する。
 運行期間中は、福手、並柳方面へは両地区住民、営業車、郵便配達、緊急車両以外の通行が規制されるほか、交通誘導員の配置、茂木警察署の協力により迷惑駐車を防ぐ。
 「いい里さかがわ館」から徒歩でミツマタ群生地を目指す人には、旧逆川中学校駐車場からいい里さかがわ館を無料送迎バスが10~16時、1時間に3、4便運行している。町では、「運行バスを利用して里山を楽しんでほしい」と呼びかけ、町のHPで開花状況発信中。
(問)町観光協会☎0285・63・5644。

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