ゆいの杜小学校正門

開校宣言をする佐藤市長

國谷校長(右)に校旗を手渡す小堀教育長

児童代表挨拶をする新井さん

「ゆいの杜小学校」開校

伝統を引き継ぎ未来に向かい新たな歴史を
清原中央小から移った児童と新入生合せて690人でスタート
宇都宮市内では26年ぶりの新設校

文化

 近年、人口が著しく増え続けている宇都宮市のテクノポリスセンター地区に、同市内では田原西小以来26年ぶり、同地区では6番目の「ゆいの杜小学校」(宇都宮市ゆいの杜3丁目)が新設され、4月8日、同校体育館で開校式が行われた。同小は、清原中央小学校から移った児童530人と新入生合わせて690人でスタート。新時代の学校として注目されている。
 ゆいの杜小は、テクノポリスセンター地区の開発を契機に、清原地域への移住者が増え清原中央小の児童数が急増、平成28年、学校新設の計画が立てられ、約5年の歳月を経て完成した。新校舎は鉄筋3階建て。
 開校式は、佐藤栄一宇都宮市長をはじめ、市議会、清原中央小、ゆいの杜自治会、PTA関係者、清原中央小から移った2年生以上の児童と教職員合わせて600人が出席して行われた。
 国歌演奏の後、佐藤市長が声高らかに開校を宣言し、式辞で「児童の皆さんは新たな学校で夢がいっぱいと思う。開校に尽力された方々に感謝し、我慢や努力をして人間力を磨き上げてほしい」と述べた。
 校旗授与では、小堀茂雄市教育長から國谷優初代校長に校旗が手渡された。國谷校長は「多くの方からの期待の大きさ、責務の重さに教職員一同身が引き締まる思い。清原中央小の伝統を継承し、共に学び、笑顔いっぱいの学校にするために全力を尽くしたい」などとあいさつした。
 児童代表の6年新井深月さんは「これまで清原中央小では児童数が多いからこその協力の大切さを学んできた。これから卒業生第一期となるので、未来の小学生に胸を張ってゆいの杜小学校といえる学校にしたい」とあいさつした。
 校歌斉唱は、コロナ対策で清原中学校吹奏楽部が録音してくれた校歌が流れ、児童らは真新しい校旗を前に希望の眼差しで聞き入り、終始きびきびと落ち着いた姿勢で式に臨んでいた。
 各学年の学級数は1年5、2・3年4、4・5・6年各3学級となっている。

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