答辞を読み上げるチョーゾーさん

「一生の宝」胸に新たな一歩

真岡みらい日本語学校 初の卒業式、42人巣立つ

文化

 小学校の廃校舎を活用し2022年4月に開校した真岡市寺内の「真岡みらい日本語学校」の初めての卒業式が3月7日、同市のKOBELCO真岡いちごホールで行われた。ベトナム、ミャンマー、バングラデシュ出身の1期生42人が新たな目標に向けて巣立った。
 それぞれが県内外で進学、就職などが決まっており、3人は市内の企業に就職する。
 式典で箭内幸絵校長は一人一人に卒業証書を手渡し、「教職員一同、全力で皆さんの目標に向かって併走してきた。日本語学校での月日が励まし勇気づけてくれることを願っています」と門出を祝った。
 精勤賞や皆勤賞、日本語能力試験「N2」合格者4人に最優秀学生賞が贈られた。
 卒業生代表としてミャンマー出身チョーゾー・ヘインさん(20)は答辞で「一緒に学んだ友だち、見守ってくれた先生との思い出は一生の宝物。どんな困難にも勇気を持って立ち向かう準備はできている。学校で築いた誇りがあるから」と新たな目標へ決意を述べた。大学で心理学を学ぶため、4月から東京の専門学校に進む。
 4月に31人が入学する見込み。

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