なまずの里の看板

用水堀にナマズを放流

真岡市赤羽 なまずの里守って30年

生息調査で百匹以上確認

社会

 真岡市の赤羽なまずの里地域保全会(佐藤真一代表)はこのほど、赤羽なまずの里でナマズの生息調査を行った。
 赤羽地区は、昭和50年代頃まで、地域を流れる用水を中心にナマズが生息し、住民の貴重なタンパク源として活用されていた。
 1991(平成3)年、真岡市から地域づくりの指定を受け、なまずの里を復活させようと地域内用水堀の底に、塩ビ管で長さ58㍍、幅1・5㍍に仕切ったナマズのアパートをつくり、ナマズを放流して育ててきた。以降、ナマズの生息調査を定期的に行うなど繁殖状況を見守ってきたが、今回コロナ禍で4年ぶりの調査となった。
 調査には地域住民ら約50人が参加し、水を少なくした堀の中に入り、ホースの水圧で誘い出し、網で捕獲し水槽に入れて観察した。結果、100匹を超える個体を確認し、参加者は一安心。ナマズは、再び用水堀に放流した。

PDF版はこちら

今号の記事