当選後初の子ども議会で総評を述べる広田町長

質問に立つ黒子議員

質問に立つ佐藤議員

ふるさとの未来へ提案

益子で子ども議会開催

社会

 益子町の未来を担う小学生の目線で町政への意見、提案を求める町、町教委が主催した町子ども議会がこのほど、町役場議場で開かれた。益子小6年生約50人が参加し、子ども議員らがごみの減量化、高齢者や若者に優しい町づくりなど、2022年4月に初当選した広田茂十郎町長、町執行部の考えをただした。
 入念な事前のリハーサルを経て質問に立った子ども議員は大山遥斗君、榎田奏海君、鈴木楓さん、大関亜央さん、日向野心夢さんら7人。議長は黒子紗椰さんが務めた。2番議員黒子柚葉さんは、本格的な整備が始まる図書館について「カフェの設置など多くの人の交流が生まれる場に」を提案。「益子焼の魅力発信」は5番議員佐藤環さん。益子焼の器を使い、ビルマ汁や益子B級グルメグランプリなど、食を関連させたイベント開催を求めた。
 大役を果たした佐藤さんは「緊張した。実現してくれそうな感じがして、うれしかった」。黒子さんも「最後までやりきった。達成感がある」と満足そう。広田町長は「地域の課題や世の中の動きをきちんと見ていて感心した。貴重なご提案は実現できそうな案件もあり、前向きに検討したい」と総評した。

今号の記事