表彰状を手にするサワ精機の大澤代表取締役

表彰状を手にするましこLifeの仲野美羽さん

サワ精機、ましこLifeが受賞

キラリと光るとちぎの企業表彰式

社会

 2023年度「キラリと光るとちぎの企業」表彰式が2月13日、県庁昭和館正庁で行われた。本県産業の振興や地域経済の活性化に貢献した中小・小規模企業など9者を表彰。芳賀地区からはサワ精機(茂木町、大澤宏治代表取締役)、ましこLife(益子町、仲野信吾代表取締役)の2者が栄に浴した。

地域活性化に大きく貢献

 表彰式は今回が8回目の開催。受賞各者に表彰状を授与した福田富一知事は「受賞者の皆さんは、時代のニーズに即した積極的な事業展開により、地域活性化に大きく貢献された。引き続き、本県経済の持続的発展にご尽力いただきたい」と祝辞を述べた。
 サワ精機は1956年に東京都で法人設立。92年に本社を茂木町へ移転し、精密機械加工や光学機械部品の組み立てなどを行っている。
 ISO認定の取得により顧客の信頼を獲得し、地域の雇用創出や環境負荷の低減にも寄与。工場見学や就業体験などを通じ、未来を担う子どもたちに「ものづくり」の楽しさを伝えている。
 大澤代表取締役は「〝企業は人なり〟が当社のモットー。社員全員で受賞を喜び合いたい。今後も過疎化が進む地域の活性化に努めたい」と話していた。
 ましこLifeは1988年に法人設立。建築業、不動産業、製菓業を営んでいる。
 コロナ禍でのテイクアウト需要の拡大を好機と捉え、2022年12月にチーズケーキ専門店をオープン。地域の創業希望者育成にも協力するなど、経済活性化に貢献している。
 仲野代表取締役は「初心を忘れず、お客様のこだわりを大切にしながら、これからも精進してまいりたい」と喜びを語った。
 仁井田観光(高根沢町、小堀敬代表取締役)は、2012年10月に益子町のデマンドタクシー運行業務を受託。16年度からは田野小のスクールバス運行に携わるなど、交通手段のない町民に安全・安心を提供している。

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