優勝の賞状とメダルを手に笑顔の内山

競技中の内山(本人提供)

ベンチプレス日本新V

一般女子84㌔超級内山麗

スポーツ

ベンチプレス(シングルベンチ)の日本一を競う「第24回ジャパンクラシック選手権大会」が1月28、29の両日、千葉県市原市のゼットエー武道場で開かれた。 体重別、年齢別の男女各9階級で行われ、年齢制限のない一般女子84㌔超級で真岡市出身の社会人パワーリフター内山麗(旧姓・長井、宇都宮市ゆいの杜)が100・0㌔に成功。初出場で日本記録を更新し、優勝を飾った。
 同カテゴリーには内山のみが出場。1試技目で92・5㌔、2試技目で97・5㌔を記録し、最後の3試技目で100・0㌔に塗り替えた。 新ルールに対応するフォームで練習を重ねて大会に臨んだ内山は「(同カテゴリーで)他にエントリーした選手がいなかったので優勝よりも目標の100㌔が取れたこと、3試技全てに成功できたことが本当にうれしい」と振り返り、「自分より軽い階級で自分より重い重量を挙げている選手の姿を見て、パワーリフターとベンチプレッサー(ベンチプレス専門の選手)の違いを肌で感じた。自分も新記録を出し続けないといけない」と気を引き締めた。
 次大会は3月17~19日の3日間、佐賀県基山町総合体育館で行われる「第27回一般男女ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会」で女子84㌔超級(18日)に出場予定。 内山は「次は同じ階級の選手が全国から出てくる。優勝はもちろん、スクワット190㌔、ベンチプレス110㌔、デッドリフト180㌔のトータル480㌔を目標に日本記録を更新できるよう精進していきたい」と意気込みを語った。

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