国土交通省 経済産業省 環境省 3省ワンストップで省エネ支援 リフォーム新聞

住宅省エネ2023キャンペーン補助金
申請率は先進的窓リノベ23%・こどもエコすまい42%・給湯省エネ6%
補助金申請を希望される方は早めに事前の確認を!

社会

国土交通省・経済産業省・環境省の3者の連携により、3月からスタートした「住宅省エネ2023キャンペーン」に多くの申請が相次いでいる。 
 5月26日現在、予算に対する補助金申請額の割合は、①先進的窓リノベ事業…23%、②こどもエコすまい支援事業…42%、③給湯省エネ事業…6%となっており、日々の進捗状況は「住宅省エネ2023キャンペーン」の公式サイトで確認することが出来る。この数字は申請したもののみの数字で、承認が下りていないものも含まれる。期間は年内までの工事が交付対象となるが、予算上限に達した時点で打ち切りになる。
 申請には契約をして工事を開始することが条件となるが、主要メーカーが、対象となる一部製品の入荷遅延を発表するなど、製品によっては、入荷遅延が発生している為、補助金に関する新規注文を見送るリフォーム業者も出てきている。そのため、事前の確認が必要だ。
 3種類の補助金の総額は2800億円で、内容は以下の通り。
①先進的窓リノベ事業…経済産業省・環境省で推進しており、窓の高断熱化リフォームに対し、最大200万円の補助金が支給される。
②こどもエコすまい支援事業…国土交通省で推進。子育て世帯・若者夫婦世帯による玄関ドアや水回りも対象とした省エネリフォームに対し、最大30万円が支給される。
③給湯省エネ事業…経済産業省で推進。高効率の給湯器や家庭用燃料電池の購入に、定額5~15万円が支給される。
詳細を知りたい方は、下記地元の優良工務店にお気軽にご相談を。

国土交通省が新たな補助金募集を開始
住宅エコリフォーム推進事業で
最大35万円の補助金を支給

 国土交通省による令和5年度の新しい補助金制度「住宅エコリフォーム推進事業」が4月末から開始されている。
 これは、3月から3省連携で実施されている既報の「住宅省エネ2023年キャンペーン」とは異なり、同省で新たに設定されたもので、予算は280億円。
 カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネ化を推進するため、住宅をZEHレベルの高い省エネ性能へ改修する取組に対して支援を行う。
 対象事業は、省エネ設計等・省エネ改修(建替えを含む)であり、複数(2ヶ所以上)の開口部(ドア・窓)の工事に対し、改修費用の40%が補助される(上限350,000円)。窓(大)改修は、1カ所最大99,200円、玄関ドア(大)の改修は1カ所最大144,000円の補助額となる。(モデル工事費は、住宅エコリフォーム推進事業公式サイトを参照)
 対象となる建物は、改修後に耐震性が確保されることが条件となり、補助金の申請は、事業者登録を行った事業者が施主の代わりに行う。
 補助率40%と玄関リフォーム過去最高レベルの補助金額。詳細を知りたい方は、下記地元の優良工務店に、お気軽にご相談を!

※ZEHとは…net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味。太陽光発電などの導入による創エネや、高効率の設備の導入や壁・天井・床の高断熱化による省エネによって、家庭で消費するエネルギーよりも生み出す作り出すエネルギーの方が上回る住宅のことを指す。

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