一試合でも多く勝つために前に進み続けるのみ

#10 森俊貴選手

スポーツ

 J2リーグのホームゲームも残り5試合で、現在栃木SCは14位。『下位4チームがJ3降格』と厳しい戦いの中、今季より10番を背負い、キャプテンの柳育崇選手に並ぶチーム最多得点の5ゴールを決め、試合に出場し続ける森俊貴選手に話を聞いた。
‐チームの雰囲気はいかがですか
 元々明るいチームですが、連勝もあり良い雰囲気でやれています。
‐現時点での自己評価は
 ゴール前に入るところはしっかり出来ていますが、ものに出来ていない所もあるので、そこは克服したい部分です。また、夏場にかけてコンディションが上がらなかったので、これから上げていきたいです。
‐夏に5名の加入がありましたが印象は
 昨年在籍していた選手もいるので、やり方を熟知している選手もいます。みんな特徴がありプラスアルファで、今までチームになかったものをもたらしてくれた選手も居て、攻撃や守備のバリエーションが豊富になっていると感じています。
‐茂木町民デーについて
 やっぱり勝ちたかったです。町民の方に勝利を届けたかった。個人としてもチームとしても、ゴールを決めて、目の前で勝利を届けたかったです。
‐勝てない試合が続いた中で、大切にした事
 しっかりと反省して、僕達が克服しなければいけない部分や僕達のサッカーがどういうものなのかを改めて話し合い確認し合いました。
‐8月29日で24歳を迎え、選手として個人としての抱負は
 選手としては、責任ある言動や行動を心がけ、今までは先輩に頼っていたところも頼らず見せていきたいです。個人としては、今年になって川釣りに行くようになったので、大きい魚を釣ってみたいです。
‐今後の試合に向けて
 チームとしても個人としても苦しい時期を抜ける事が出来たので、後退する事なく、前に進み続ける。少しでも上の順位に行くために、一試合でも多く勝つ事を目標に日々取り組んでいきます。プラス僕が得点やアシストの数字を残せれば、先程言った部分に繋がっていくので、しっかりチームの為に出来る事を探して、最終的に笑顔で終わりたいです。
‐ファン・サポーター、子ども達に向けて
 今までも皆さんに支えて頂いていましたが、これから終盤に向けてもっと厳しい戦いが続きます。これまで以上に個人としてもチームとしても頑張りますので、皆さんも一緒に戦って頂けたら嬉しいです。また、コロナ禍で思うような活動が出来ない子ども達には、この状況を逆手にとり、体ではなく頭を動かす時間に使って欲しいと伝えたいです。僕はプロになってからでもサッカーについて『もっと勉強しておけば良かった』と思う事が多くあります。携帯やタブレット等で動画を見たり、動きを研究したりして、試合が出来るようになった時に活かせるように、今の時間を大切にして欲しいです。
‐ありがとうございました。※取材時は9月上旬

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