選定した避難ルートを発表する児童

本郷北小 児童にICT防災教育

アプリ使い避難経路確認

文化

上三川町立本郷北小学校(吉田浩之校長)は10月5日、ICT機器を活用した防災教育を実施。児童がタブレットを使用し、自然災害発生時の安全な避難経路について意見を出し合った。
 同町内の各学校では、国の「GIGAスクール構想」の実現に向け、ネットワークに接続されたタブレットの活用を推進。今回の防災教育は、NTTドコモ栃木支店の支援を受け、4年生36人を対象に実施された。
 単元名は、社会科の「自然災害からくらしを守る」。児童は防災アプリで学区内のハザードマップを確認し、台風等の大雨による浸水想定区域を把握した上で、自宅から避難所となる学校までの安全な避難経路をタブレット上に記入。ルートの選定理由について、児童代表が「遠回りになっても、一番安全な道を選んだ」「浸水危険度の高い箇所を避けて、できるだけ最短のルートにした」などと発表した。
 吉田校長は「防災意識を高めておけば、いつどこで災害が起きても、適切な対応が取れる。企業と連携した防災教育はとても有意義なものなので、今後も継続的に実施してほしい」と話していた。

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