準Vなど出場全4チームが好成績を残した真岡東中ロボコン研究会メンバー

全国ロボコン2年連続準V

真岡東中ロボコン研究会/4チーム好成績
ひがし野Gold Children レベルの高さ証明

社会

 中学生がロボット製作の技術などを競う「第23回創造アイデアロボットコンテスト」全国大会で、真岡東中(市村政幸校長)ロボコン研究会の4チームが好成績を残した。「ひがし野Gold  Children」は応用・発展部門で2位になり、全部門中で準ロボコン大賞の厚生労働大臣賞に輝いた。同校の全国準Vは昨年の「ひがし野Red Suns」に続いてで、全チーム(14人)がベスト8以上に入り、同校のレベルの高さを示した。

 全国大会は1月20日、東京都中央区立総合スポーツセンターで開催された。「基礎」「計測・制御」「応用・発展」の3部門で、いずれもボールや筒を所定の場所に入れる動作の正確性、迅速さを競った。
 応用・発展部門は大型ロボット+自律制御ロボットを使った対戦。「ひがし野Gold Children」メンバーはいずれも3年生でリーダーの飯野陽音さん、池田陽香さん、柳大河さん、金子慧士さんの4人。
 12月3日、栃木市立大平中で開かれた関東甲信越大会では敢闘賞の5位だったが、4位の学校(チーム)が棄権したため特別枠で全国行きの切符を手にした。
 「全国に出られないと思った悔しさをバネに、出せる技術をロボットに傾注した」という全国予選は1位通過。決勝トーナメントでも好調を維持した。
 ただ2回戦では永石優菜さんをリーダーに青木一華さん、久保野綾さんの3年生に1年青木ひなたさんを加えた「ひがし野VB4」と同校対決に。飯野さんは「僅差で勝てたが心情的に複雑だった。準決勝ではVB4の分まで頑張ろうと戦った」と振り返る。
 準決勝でもマシンは絶好調。大会史上最高得点88点(90点満点)をたたき出した。決勝では一転マシンが不調に。最後の1球が入らず涙をのんだ。
 VB4も「タイヤの位置を変更し、ボールを効率よく巻き取れる工夫をした」自信のマシンだったが、電源が入らないトラブルでタイムロスするなど競技の部ベスト8止まりだったが、日本産業技術教育学会長賞を受けた。
 計測・制御部門に出場した「ひがし野Newスターズ」はリーダーの2年冨山侑義さん、1年船木青羽さん、永石颯太さんの3人で審査員特別賞。いずれも3年のリーダー石井健太郎さん、塚越祐心さん、水沼稜統さんの「ひがし野TSUYOKA」(基礎)は競技の部ベスト8だった。
 飯野さんは「目標の優勝はできなかったが、関東大会の悔しさをバネに出せる技術を全て出せた。準優勝でき、2番目の賞も取ることができた」と喜び、顧問の斎藤慎一教諭は「努力を惜しまずチームワークで取り組んだ成果」と生徒の頑張りをたたえた。

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