最後の大会、多くのランナーの参加を呼び掛ける大塚代表

初春の益子 最後のラン

城内坂ロードレース
3月10日、40年の歴史に幕

スポーツ

 40年の歴史を刻んできた「城内坂ロードレース」が3月10日(日)開催の大会でファイナルを迎える。主催する益子走友会、大塚邦紀代表(76)は「メンバーの高齢化で終了を決めた。今まで通り楽しんで走ってもらい、最後を締めくくりたい」と町内外から多くのランナーの参加を呼び掛けている。
 城内坂の共販センター前をスタートし高舘山を巡る高低差240㍍、約10㌔のコース。コロナ禍など中止の年もあったが毎回、100~200人のランナーが初春の陶芸の里を駆け抜けた。最後の大会も当日午前8時から城内自治会公民館で受け付け。午前10時にスタートする。参加費2千円。参加賞は益子焼「まんじゅう皿」。駐車場は共販センター南側大駐車場。城内自治会後援。
 第1回大会は1985年3月17日、「益子町ロードレース」名で現コースではなく七井地区益子北運動場とその周辺で男子19人、女子6人の計25人が参加して行われた。その後、町民グラウンド発着などコースを変えた。
 現在のコースになったのは第15回大会から。「城内坂ロードレース」の名称にし、参加者もそれまでの最高109人(男子94人、女子15人)に。参加増の要因の一つが大誠窯代表、大塚さん製作の益子焼飯碗。同大会は日本マラソン100選、参加賞だけでも満足大会10選にも選ばれた。
 東日本大震災、コロナ禍などで4回中止を余儀なくされたが、参加者は町内、芳賀郡はもちろん、関東などから延べ4025人に達した。
 100㌔を走るウルトラマラソン大会も大塚代表の呼び掛けで始まったが、25回の昨年で中止に。今回同様の理由だが、大塚代表は「やり切った」と話す。
 当日300円でけんちんうどんを提供。売り上げは全額、益子参考館に寄付する。   (問)大塚代表090・2210・6059。

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