卓越した漆工芸350点を展示
宮原隆岳・楓翠2人展
文化 宇都宮を拠点に活躍する漆工芸作家宮原隆岳さん、宮原楓翠さんによる漆芸二人展が3月23日(土)~4月7日(日)、益子町城内坂のやまに大塚2階のギャラリー緑陶里で開かれる。
繊細で伝統的な漆技法と現代アートを融合させた作品で知られる2年ぶりの親子展。隆岳さんは陶器や木、真鍮などあらゆる素材を生かし、蒔絵、螺鈿技法による重厚な作品で知られる。
麻布と漆を幾重にも張り重ねる乾漆技法を駆使する楓翠さんは、木をベースにしていない分、独自のスタイルによる自由でカラフルな作品でも知られる。
今回、椀、皿、カップや、片口、ぐい呑みなど食器を中心に計約350点を出品。螺鈿の筥、根来のお重なども。多彩な漆芸の技が楽しめる展覧会だ。水曜休廊。(問)同画廊0285・72・4789。