散歩道を歩く参加者

ランドスケープに魅力を記入

益子町 地域の魅力発見ツアー

生田目里山の会主催で50人が町有林を散策

催し物

 益子町の生田目里山の会(船橋正作会長)は、地域の素晴らしい観光資源を再認識しようと散歩道の整備などを行い地域活性化を図っている。
 生田目地区には、町が認定する「ましこ世間遺産」として「古墳群」と「生田目城跡」が認定されたことから同会では、恵まれた景観と環境を広く知ってもらおうと、散歩道を整備し、10月23日、土祭2021ランドスケーププログラムと位置付け、前沢町有林の観察ツアーを実施した。
 ツアーには、町内外から約50人が参加し、生田目公民館から前沢町有林を経由して「郷山カフェひだまり」までの約4㎞を散策。散歩道や山の稜線を歩きながら、それぞれに魅力を感じた遠景や里山の風景を探し、また自生する植物や花を観察して、散策後に紙に書きランドスケープに張り出し、地域の魅力を洗い出した。
 前沢町有林は、道の駅ましこ側からの眺めも良く地域の空間を彩るものとして期待が寄せれ、船橋会長は「地域の歴史を知ることは、地域づくりの他、人の流れを作り、相乗効果としてウオーキングによる健康増進にもつながる」と、活動に意義を見出していた。

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