宮本さん

3/22 声楽で全国出場

宮本えみりさん(真女高2)
イタリア語で色彩豊かに歌う

社会

 真岡市東光寺の宮本えみりさん(真岡女子高2年)は2月3日、栃木市岩舟文化会館で行われた第46回全日本ジュニアクラッシック音楽コンクール声楽部門栃木県本選で「ソプラノ(イタリア語)W.A.モーツァルト作曲 『恋とはどんなものかしら』」を歌い合格。3月22日、東京都の曳舟文化センターで行われる全国大会への出場を決めた。
 幼い頃より歌うことが好きで、真岡東中の合唱コンクールをきっかけにもっとうまくなりたいと思い、中3からはる奈音楽教室(真岡市八木岡456―1水越はる奈さん主宰)で声楽を学んでいる。
 予選は1月8日に行われ、「ソプラノ(イタリア語)G.ドニゼッティ作曲 オペラ「連隊の娘」より『さようなら』」を歌った。軍隊の中で育てられたマリーが急に軍隊から離れて暮らさなければならなくなり、軍隊の人との別れを惜しんで歌う歌。全国大会は同曲で舞台に立つ。
 曲は水越さんが「ふくよかな音色を持っているえみりさんが、ドニゼッティの作品で、色彩豊かな様々な音色を出せる」と選んだ。
 宮本さんは「初めての全国大会。大勢の人に聞いてもらえるのでそれまでに楽器(身体)を整え、自分なりの「さようなら」を作っていきたい。また、他の出場者の表現も吸収したい」と抱負を語った。
 水越さんは「えみりさんは、思いやりと感謝の心を持っていて人柄が素晴らしい。舞台で、人を癒す音楽を届けられると楽しみにしています」とエールを送った。
 宮本さんは、声楽のほかピアノ、ソルフェージュを同教室で学んでいる。

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