子どもに希望をと花火打上げ

「上を向いて♪益子」住民プロジェクト

催し物

 益子町の益子地区有志20人で結成する「上を向いて♪益子」(木村光臣代表)は11月6日、益子西小東側の田んぼで花火を打上げた。
 同会は、3年に一度の「土祭」が今年町で開催されたことから、「土祭2021」をきっかけに結成し、手作りの活動を実施してきた。花火大会は、コロナ禍で誰もが不安や閉塞感を抱えている中で子どもたちや町民に少しでも希望や元気を届けることを目的に、土祭住民プロジェクト「おうちで見よう、益子花火」として開催した。花火の費用は、参画メンバーが地域の個人、団体、企業などから募って賄った。
 打上げ会場は、益子西小と小貝川の間の田んぼで眺望もよく、密集することなく町内各所の広い範囲から鑑賞でき、午後8時から約20分間、「尺玉」などを含む約450発が打ち上げられた。
 町民センター駐車場から家族と眺めた同町の入沢聖恋さん(10)は、「毎年、隣町の花火を見に行くほど花火が大好き。町の花火が見られてうれしい」、祖母の敬子さん、母親の薫さんは「町で打上げ花火を見たのは、44歳の長男が子どもの頃以来。ありがたい」、「花火を計画して下さった方々に心から感謝したい」と、一つひとつ丁寧に上がる花火に感謝しながら見入っていた。

今号の記事