布施さん(中央)と道場生たち

布施さんが二段・黒帯を取得

極真空手歴20年目で

スポーツ

 IBKO極真会館坂本派栃木中央支部益子道場所属の布施秀敏さん(52)がこのほど二段黒帯を取得した。極真空手の黒帯は「入門者100人に対して1人しか取得できない」と言われており、同場では、吉川正人さん(三段・55)、増子裕介さん(初段・34)、大山叶翔さん(初段・18)、布施さんの4人が保持している。
 布施さんは、小学5年生~高校生まで柔道の世界におり、極真空手と出合ったのは32歳。飲食店で吉川さんと知り合い、吉川さんの誘いで極真空手の道に入った。33歳で結婚し、3人の子宝にも恵まれ、37歳で出場した県大会では見事優勝を収めた。しかし、3日後に練習中に大けがをし、極真空手から離れてしまう。その後、2011年9月に益子道場が開場することになり、吉川さんに誘われ、再び極真空手の世界に戻った。15年には初段黒帯を取得し、現在は指導員として11年、後輩の育成に力を注いでいる。
 布施さんは「これまでたくさんのことを経験し、一度離れることも考えましたが、周りの支えがあり、ここまでくることができました」と話し、「次は三段取得を目指しながら、今まで通り、やることをやり歩み続けるのみです」と力強く語った。

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