被災地の様子を説明する町職員

復興状況や課題を報告

派遣の茂木町職員

社会

 能登半島地震被災地、石川県内に派遣された茂木町職員の報告会が町役場で行われ、古口達也町長や職員約60人を前に現地の様子や課題について説明した。
 派遣されたのは、県要請で2月1日~8日、同県穴水町に総務課主事の関亮永さん(24)、町村会派遣で内灘町に同4日~11日、上下水道関連業務に従事した農林課主査の木原利尚さん(45)、上下水道課主査の鳴井大輔さん(39)。同じく12日~18日、家屋2次被害調査を行った総務課主査の櫻井政二さん(40)、建設課主査為永崇志さん(39)。
 プロジェクターを使い、上下水道関連では木原さんらは「有事の際、現場の人員、上水道復旧、飲料水確保と下水道復旧を同時進行する必要がある」と語った。家屋調査に当たった櫻井さんらは「通常の地震被害とは違い液状化被害が大半。大きな経験になった」と話し、「災害発生時の運用の在り方を見直す必要がある」と町の対応を指摘した。
 古口町長は「茂木大水害の時もそうだったが、災害時は職員の力が試される」とし、平時からスキルを高める必要性を指摘した。
 続いて、この後派遣される職員に辞令が交付された。

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