来場者は昨年の4割約6万3千人

井頭公園一万人プール最終日一番の人出

スポーツ

 真岡市下籠谷にある井頭公園一万人プールは、例年は7月中旬頃にオープンしているが、今夏は当初の予定より5日間遅らせ、7月22日から8月30日までの40日間営業した。来場者は6万2722人で、昨年の43%だった(井頭公園管理事務所調べ)。
 同施設はオープンして48年目。例年、期間中約16万人が訪れる。今年は新型コロナ感染拡大防止により、密閉・密集・密接の3密を避けるため、県と協議し、県のガイドラインに沿ったコロナ対策を踏まえてオープンした。
 具体的には、入場を1日4000人(2歳以下、障がい者の無料を除く)に制限。最も3密になるロッカー室はロッカーを間引いて設置、随所に扇風機を設置し換気を徹底した。間引いたロッカーは屋外に移動させて密閉を解消し、ソーシャルディスタンスの徹底、水質は通常通り、塩素による滅菌を行った。
 期間中の天候は、7月は入梅が長引きほとんどが雨。8月に入ると雷雨がなく絶好のプール日和が続いた。一番の人出は、最終日で4616人が訪れ夏を楽しんだ。
 県内外のナンバーは同事務所が調査したところ、例年は半々だが今年は若干県内が多かった。また熱中症に関して救急車を要請する症状は今年はゼロだった。 
 同管理事務所では、「3月頃から、屋外を求めて公園の散歩客が目立ち、新型コロナ対応で忘れられない年になった。通常に戻れるよう一日も早いコロナの収束を願っている」と話した。

今号の記事