賞状を手に笑顔の松本(左)と萩原

松本(真岡市A)、萩原(芳賀郡)が区間賞

スポーツ

 2区(中学生以上女子)で区間賞に輝いた真岡市Aの松本は、終始先頭集団でレースを運び、残り500㍍でスパート。「前半はあまり余裕がなかったが、ラスト勝負になれば絶対に負けない自信はあった。もう少し早く仕掛けられれば、もっといいタイムが出せたかな」と振り返った。
 県代表チームに選出され、年末年始は県外で開催される各種大会に出場した。「ちょっと疲れが残っていた」というが、前々日の26日に誕生日を迎えた母・知美さんへのプレゼントとして「区間賞を取る」と約束。有言実行の走りに満足そうな表情を浮かべた。
 昨春、真岡東中から文星女高に進学。「強い先輩たちと一緒に走ることで、レースの勝負どころがわかってきた」と自身の成長を実感している。4月には後輩が入学してくるが「卒業する3年生に代わって、今度は自分が引っ張れるようになりたい」と自覚をのぞかせた。
 8区(中学生女子)では芳賀郡の萩原が区間賞。真岡市Aの長島が積極果敢にレースを引っ張ったが、ラスト1周の鐘と同時に仕掛け、見事に逃げ切った。
 当初のレースプランは「先頭に食らいついて、ラスト100㍍で勝負」だったが、鐘を聞いて「まだ余力がある」と早めに前に出た。区間賞獲得には「自分の持っている力を出し切れたし、自信になる」と笑顔。トラックよりもロードを得意としているため、次回大会の「たすき渡し」復活を願っている。
 2年生となる今年は「1500㍍で関東3位、全国8位入賞」を目標に設定。達成に向け、さらなる成長を誓った。

今号の記事