表彰状を手にする直井さん

直井さんが30年勤続スポーツ推進委員表彰

芳賀町で軽スポーツの普及に尽力

社会

 芳賀町西高橋の直井一紀さん(59)は11月12日、公益財団法人全国スポーツ推進委員連合会から、30年勤続スポーツ推進委員表彰を受賞した。
 直井さんは中学1年からバレーボールに親しみ社会人では「芳賀クラブ」メンバーとして活躍した。平成3年から芳賀町スポーツ推進委員となり同14年から3年間会長を務めた。
 町スポーツ推進員は軽スポーツの紹介、普及を通して町民ひとり1スポーツを推進し、町民の健康増進につなげることが主な活動目標。一般のスポーツに比べて比較的疲労度の少ない数種類の軽スポーツの体験会を開き、ソフトバレー、グラウンドゴルフは定期的に大会が開催されるようになり、インディアカは事務局を持って独立するまでに成長した。
 直井さんは、33歳の時腎臓病を患い、母親の腎臓の一つを移植した。以来、透析が日常となっている。仲間の「無理しなくてもいいよ」という言葉に励まされ、1年毎に自分の体と相談して活動してきた。
 直井さんは「スポーツ推進員の役が自分を支えてくれた。地域に貢献できたことが嬉しい。活動を支えてくれた仲間と家族に感謝します」と話した。

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