いわてグルージャ盛岡 中三川哲治監督©IWATE GRULLA MORIOKA

FC岐阜 上野優作監督©Kaz Photography/FC GIFU

真岡中出身の2人 J監督に

全国優勝から38年
上野優作さん/中三川哲治さん

スポーツ

 明治安田Jリーグの開幕戦が2月23日に行われた。今年は全カテゴリー同時開催。リーグ優勝・昇格を目指し、J1・J2・J3各20チーム、全60チームによる熱戦の幕が上がった。芳賀郡市出身監督・選手の活躍が期待される。J3では、真岡市出身のFC岐阜・上野優作監督(50)といわてグルージャ盛岡・中三川哲治監督(52)が指揮を執る。

昇格かけJ3で対峙

 上野監督は、日本代表のコーチを経て、昨季よりFC岐阜の監督に就任。昇格争いに絡んだものの、14勝12分け12敗(8位)の成績を残し、続投が決定した。
 中三川監督は、いわてグルージャ盛岡のヘッドコーチやユースの監督を経て、昨季途中から前監督の退任に伴い、監督に就任。15勝9分け14敗(10位)の成績でチームを降格の危機から救い、今季もチームを率いる。
 2人はともに真岡中出身で、中三川監督は1986(昭和61)年全中優勝時の3年生でエースストライカー。上野監督は1年生だった。昨年11月19日、初の直接対決では、2対1でいわてグルージャ盛岡がFC岐阜を下している。
 Jリーグ監督60人のうち、10人が外国人監督。50人は、S級ライセンスを保有する524人から各クラブにより厳選された狭き門。全国9万人の指導者の頂点に君臨する。
 出身地別に見てみると、複数の監督を輩出している行政区は全国でも5市しかなく、1位の清水市が5人、2位は2人で、神戸市、千葉市、船橋市、真岡市の4市が並び、サッカーの町真岡市が地方都市として、独自の存在感を示している。
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 同号で、Jリーグで活躍する芳賀郡市出身の監督・選手を応援すべく、4~7面にて特集紙面を企画した。

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