真岡警察署の第100代署長に生井弘道署長

誠実・仁愛・強靭の体現を
真岡警察署生井弘道署長(56)

社会

 大学卒業後5年間民間に勤めた後、幼い頃からあこがれだった警察官になるため警察学校で半年学び、1994年栃木県警察官になった。
 宇都宮中央署を振り出しに、宇都宮東署、黒磯署(現・那須塩原署)、栃木署、真岡署、矢板署、本部交通課に勤務し主に交通畑を歩み、前任は高速道路交通警察隊隊長。交通事故による死者は平成の時代は年間約200人以上、昨年50人。ゼロを目標に心血を注いできた。
 真岡署には2015年、警務課長として勤務し2度目。当時管内は夏祭りなどイベントが盛大に行われていた。また、警察協力者が多いと実感した。コロナ禍を経た現在、交通量や人の動きは以前に戻りつつあると感じている。
 住民が安全で安心に暮らせるよう街頭活動を一層強化していく。制服の警察官が街頭で活動する姿を多く目にする事で、事件事故抑止につなげ、発生させない地域をめざす。
 栃木県警の基本姿勢は「誠実・仁愛・強靭」。この体現に向け、署員一丸となって取り組む。
 自宅は下野市、現在は官舎に一人住まい。趣味は散歩で管内の様子を観察しながら自然の豊かさに心をなごます。第100代署長として、伝統ある署での勤務に責任の重さを痛感している。

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