トンボを修理する小川さんと鈴木さん

真工高の小川さん、鈴木さんがトンボ修理

建設科で学んだ技術活かし地域貢献
国体会場の益子北公園野球場備品を

文化

 真岡工業高校野球部マネージャーで建設科2年、小川優菜さんと同科1年、鈴木萌花さんは、益子北公園野球場備品の木製トンボレーキ30本を修理し、3月5日、野球場に届けた。
 同所で大会を開いている特定非営利活動法人コットンウエイ硬式野球倶楽部は、グラウンド均しをする木製トンボの劣化に気付き、同校野球部顧問の鶴渕博之教諭に修理を打診した。鶴渕教諭は、佐藤研益子町野球連盟理事長を通し益子町の了解を得て実施した。
 修理の材料費はコットンウエイ硬式野球倶楽部が負担し、小川さんと鈴木さんは放課後、学校の実習室で作業に当たった。2人は、同所で開催された「SLの走る街コットンカップ」や「JABA社会人硬式野球大会」でアナウンスを務めたことがあり「建設科で学んだ技術を生かしながら修理を行い、勉強になり楽しかった。地域貢献できたことが嬉しい」と話した。
 佐藤理事長は「球場がオープンして13年になり用具も傷んできたところで、来年度は栃木国体軟式野球の会場として多くの方が来場するのでとても有難い」と感謝した。

今号の記事