マシュマロ焼き

クヌギにドリルで穴を開ける高校生

磯山活動でユース・アワード賞

真岡児童館やさしクラブ

文化

真岡児童館やさしクラブ(真岡市八木岡、細島恒雄理事長、児童100人)は3月29日、同市東大島の磯山自然教育園で自然の中での活動を楽しむ「磯山学習」を行った。
 磯山学習は、学校の長期休暇に年3回行っており、この日は児童館利用者40人とボランティアの真岡高校生5人が初めて参加した。
 参加者は、磯山で伐採したクヌギにシイタケの菌を打ち込むキノコ栽培にチャレンジ。キャンプ体験として、焚き火で焼いたマシュマロをクラッカーではさむ「マシュマロ焼き」を味わった。お昼は、釜戸で炊いたご飯をおにぎりにして食べ、傾斜の芝を利用した「芝すべり」や散策しながらのゴミ拾いも行った。
 真高生は教員志望者で28、29の2日間活動した。高野優真さんは「自分の学びや経験のために参加した。小学生は純粋で元気をもらった。参加して良かった」と話した。
 同クラブは「令和4年度気候変動アクション環境大臣表彰ユース・アワード賞」を受賞した。同賞は気候変動の緩和・適用に関し顕著な功績の団体を表彰するものでユース・アワード賞は、未来の気候変動アクションを担うユース層(大学生以下が主体となる団体)の中から選ばれた。
 同クラブは平成15年に放課後児童クラブの利用者らで奉仕の心を育むことなどを目的に結成された。「関東の富士見百景」に指定されている磯山で学童生徒を中心に森林保全及び環境美化のための清掃活動を継続し、磯山の景観保全に重要な役割を果たした。また、身近なものを使って手作り販売する「児童館ショップ」の売上金を義援金にする活動を継続し、今年度は2月6日に発生した「トルコ・シリア地震救援金」として贈った。
 同クラブは、真岡小、真岡東小、真岡西小、中村小、長田小の1~6年生が所属している。
 細島理事長は「受賞は東大島区、磯山会などの協力のおかげ。市がトイレを整備中で活動が一層しやすくなります」と感謝した。
 令和3年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰、野生生物保護功労者表彰の日本鳥類保護連盟会長感謝状も受賞した。

今号の記事