バケツにみそを仕込む参加者

育てた大豆でみそ造り

茂木町社協主催 親子体験講座が最終回

文化

 大豆の栽培からみそ造りまでを体験する親子みそ造り体験講座がこのほど、茂木町のゆずもホールで行われた。町内の親子10組、25人が「手前みそ」造りに汗を流した。
 「有機農業で里山・茂木を元気にする」を合言葉にオーガニック野菜栽培などこだわり農業を実践する自然農園「空土ファーム」の松原努さん(53)を講師に同町社会福祉協議会が主催した5回講座の最終回。大豆は参加者が昨年6月の種まきから栽培してきた。
 この日、参加者は事前配布された大豆をゆでて当日持参。大きなビニール袋に入れ、足で踏みながらつぶし、こうじと塩、種みそを混ぜて種を作った。丸めた種を勢いよくバケツに投げ入れ、空気を抜きながら押し込んだ。
 この日は宇都宮大学農学部3年(当時)で西山未真ゼミの近藤葵さん、黒子真依さんも助手として特別参加した。
 同町天子の会社員太田健二さんは妻美和子さん、長男寛人君、玲那ちゃんの4人で参加。茂木小1年(当時)の寛人君は「みそ造りは楽しかった。食べるのが楽しみ」と笑顔で話していた。松原さんは「8月以降が食べ頃。その後は熟成が始まる。味の変化を楽しんで」とアドバイスした。

今号の記事